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気になる病気をチェック!
頭痛を感じる高齢者のイラスト

脳梗塞について

脳梗塞とは、脳の血管が血栓によって詰まり、正常に血液が流れなくなった状態を言います。この病気を発症すると半身まひなど後遺症を残したり死亡することもあり、年間に約20万人が発症することが予想される恐ろしい病気です。症状別に、アテローム血栓性梗塞症、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓症の3つに分類されます。脳に血管を送る太い動脈の内壁にコレステロールなどが染み込んで、お粥のようなかたまりが生じる粥状動脈硬化によってできた血栓によって血管内腔がふさがるアテローム血栓性梗塞症。太い動脈から枝分かれした細動脈の血管が高血圧などで変性して動脈硬化が起こり、そこに血栓がつまって起こるラクナ梗塞。心臓などでできた血栓が、突発的に血流に運ばれて脳の血管をつまらせる心原性脳塞栓症があります。血栓を溶かす特効薬としてt-PAがありますが、発症後4時間半以内でないと使用できないなど、脳梗塞は早期発見・早期治療が大切な病気です。

【脳梗塞】が疑える場合はすぐ病院へ!

今まで元気だったのに、突発的に【脳梗塞】はやってきます

典型的な症状としては、神経麻痺・失語症・意識障害・言語障害・健忘症・複視・ふらつきが確認されたら、すぐに病院で検査を受けてください。速やかに救急車を呼び、検査で確認後に早期治療する事をお勧めいたします。脳梗塞は突発的に痙攣が起き、失神してしまう事が多くあります。もし一過性の症状であっても、脳梗塞の前触れと疑える症状であればすぐに専門病院で検査を受けましょう。日頃から血圧が高かったり、糖尿病や高脂血症と診断されている方は、日頃から専門病院を決めておくことも良いでしょう!

【脳梗塞】の原因

脳梗塞を引き起こす原因として、危険度の高い順に、高血圧・糖尿病・高脂血症・喫煙・過度の飲酒・肥満・運動不足が原因とされています。これらの要因が重複している場合はさらに発症リスクは増えます。
一番の危険因子は高血圧ですが、近年では塩分過多による高血圧が問題視されるようになったため、塩分過多に気を配る人が増え、高血圧が原因の脳出血は全体の20%弱に減少。これに変わって脂質過多による高脂血症や脂質、糖質過多による糖尿病などの生活習慣病が増していることによって、脳梗塞を引き起こす例が急増し、脳卒中全体の75%を占めています。

【脳梗塞】の種類は、三つのタイプに分かれます

①アテローム血栓性梗塞
脳の太い血管の内側にドロドロのコレステロールの固まりができ、そこに血小板が集まって動脈をふさいでしまうもの。

②ラクナ梗塞
脳の細い血管に動脈硬化が起こり、詰まってしまうもの。

③心原性脳塞栓症
心臓にできた血栓が流れてきて血管をふさいでしまうもの。

脳神経外科医が一番多く診察する病気が脳梗塞です。脳梗塞は日本における3大死亡原因の1つで、誰にでも起こりうる病気です。日本では約150万人の脳梗塞患者がいるといわれており、年間8万人もの方が亡くなっています。

【脳梗塞】が心配な人へ、おススメ健診コース