大腸ポリープについて
大腸ポリープには、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに大きく分けられます。多くは大腸の粘膜の一部がイボ状に隆起しており、腫瘍性ポリープの大部分は良性ですが、大きさが増す(1㎝以上)に従って線種内がんになる危険性があります。大腸内にポリープが多数発見される場合においても同様に癌化の可能性が増しますから切除が有効です。非腫瘍性ポリープには、ポイツ・イェガース型ポリープ・小児に多い若年性ポリープ・高齢者に多い過形成性ポリープ・腸炎後にみられる炎症性ポリープなどが含まれますが、いずれも良性で、がんとは無関係です。小さなポリープは無症状のものがほとんどですが、ポリープが大きくなると血便が起こります。検査は一般的に便潜血検査で大腸内の出血を確認します。確定診断をするためには内視鏡検査が必要で、異常があれば一部を摘み取って悪性かどうかを調べます。
【大腸ポリープ】と“大腸がん”
大腸ポリープの発症のリスクは概ね大腸がんと同じと考えて下さい。家族からの遺伝による若年性ポリープは若くても発症しますが、一般的には40歳代から増えはじめ、60歳代になると2人に1人が大腸ポリープを持っていると言われています。特に遺伝子異常による大腸ポリープは若くても発症率が高く、遺伝子異常が原因の場合はほぼ予防法はありません。この場合、“大腸がん”化してしまう危険性は増えますので定期的な検査が必要です。
大腸ポリープの原因リスク
- ①食生活の欧米化と便秘
- ②遺伝
- ③喫煙
- ④過度の飲酒
- ⑤高齢化
- ⑥ストレス
- ⑦運動不足
以上のように大腸ポリープの発症する原因については沢山の要因が考えられます。
ここでは①~⑦を踏まえて、健康目標を挙げてみましょう。
大腸ポリープ健康セルフチェック
- ・野菜や魚中心の食事をしましょう。
- ・加工食品は出来るだけ避ける。
- ・ゆっくりと食事を摂る。
- ・便秘にならないように心がける。
- ・煙草は1日に一箱以内。
- ・お酒は1日に一合まで。
- ・定期的な運動を続ける。
- ・家族に大腸の既往歴がある場合は検査をしましょう。
以上のことを心掛けて、大腸ポリープを予防しましょう。
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