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気になる病気をチェック!
男性の前立腺の位置を説明イラスト

前立腺がんについて

前立腺とは、男性の膀胱出口で、尿道の始まりの部分を取り囲んでいるクルミ大の臓器で、精液の一部をつくっている男性特有の臓器です。前立腺は直腸とも接していて、肛門から指を突っ込んで触診できます。【前立腺がん】は50歳を過ぎると急激に増え、加齢によって男性ホルモンのバランスを崩したり、生活習慣の蓄積によって発症すると言われています。前立腺がんの発病初期では自覚症状が殆どありませんが、進行した際の自覚症状は排尿障害や血尿・腰痛などが起こります。自覚症状が起きて発症が確認された場合の約半数は転移が起こっています。一般に進行の遅い癌とされており、早期発見で多臓器への転移がなければ予後は順調です。前立腺がんは欧米では男性に発生する癌の代表格ですが、近年の日本でも食生活の欧米化と共に急速に増加しています。平成天皇(明仁)陛下をはじめ三波春夫や森喜郎元総理・渡辺恒雄読売新聞社長などが前立腺がんに罹患している事が有名です。

【前立腺がん】の罹患者数は急増中

前立腺がんは、欧米諸国では男性の癌の中でも発症数の高い癌として知られており、特に黒人や白人に発症頻度が高いです。
米国では男性癌の中で罹患率は第1位、死亡率は肺がんに次いで第2位と最も多い男性の癌です。
その米国を追うように、日本でも罹患者数・死亡者数は急増しています。
2010年の統計では【前立腺がん】に罹患した人数は約65,000人で、死亡者数は約11,000人に及び、総患者数は18万人と推測されています。
この数字は20年余りの間に約4倍もの勢いで急増しており、今後も増えていく見込みです。
この前立腺がんは1つ目の癌細胞が発症して、治療が必要となるには40年もかかると言われています。
定期健診における血液検査で検知可能ですので、定期的な健診を推奨します。

前立腺がんの治療について

前立腺がんの治療法として、放射線療法・手術療法・ホルモン療法が主に行われます。
癌の広がりや悪性度に応じてこれらの治療法を併用して行う必要も出てきます。
癌の悪性度が低かったり、PSA値も小さい早期の前立腺がん場合は、PSA値を見守って経過を監視する無治療経過観察という判断をする場合もあります。
前立腺がんの治療法については、癌の進行具合や転移の有無などによって異なってきます。
しっかりとした検査の結果、十分に納得されたうえで自分にあった治療法を選ぶことが大切です。

前立腺がんの発症リスク

  • ・加齢(50歳を過ぎると急増)
  • ・家族からの遺伝
  • ・生活習慣の欧米化

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