腎臓がんについて
腎臓には血液中の老廃物をろ過して尿として排泄する機能があります。その際に、体内の水分バランスが一定となるように、尿の量を調整しています。腎臓がんには「腎細胞癌」「腎盂癌」があり、腎臓がん死亡者の約8割を腎細胞癌が占めています。50歳頃を過ぎると、加齢とともに発症者は増えていき、男性は女性の2~3倍になると言われています。発症リスクとしては、タバコ喫煙・肥満・遺伝などと共に、人工透析が主な原因と考えられています。腎臓がんの初期では無症状で、進行すると血尿・脇腹痛・しこりなどの症状が発生します。近年では、画像診断機器の進歩と、予防医学の普及により早期に発見される腎細胞癌は増え、腎臓がんの治療実績は改善しています。しかし、腎臓がんは抗がん剤や放射線が効きにくい事もあり、進行した場合は片方の腎臓全摘が原則となります。
【腎臓がん】の治療は全摘が基本
腎臓がんは他の臓器への転移がし易い事と、抗がん剤や放射線治療が効きにくいという特徴があります。
そのため一般的な治療法としては、手術で癌を発症した片方の腎臓を全摘手術をします。
全摘手術以外の治療法としては、インターフェロンなどを投与するサイトカイン療法がおこなわれたり、現在ではがんの増殖を抑える分子標的薬が使用されるようになりました。
全ての癌にかかる人の約1%
全国で年間約12,000人の方が腎臓がんに罹患し、年間約4,000人が亡くなっています。
その数値は全ての癌の約1%を占めていて、割りと発症率の低い癌といえます。
腎臓がんは初期では痛みを感じないために、症状からよりも定期健診や他の病気の検査などで発見されることも多い病気です。
腎臓がんは病気の進行とともに持続的な疼痛が起き、末期になると我慢できないほどの持続的痛みが襲ってきます。
腎臓がんが発覚後の5年後生存率をステージ毎に表示
- ステージⅠの場合、5年後生存率は92%
- ステージⅡの場合、78%
- ステージⅢの場合、53%
- ステージⅣの場合、32%
【腎臓がん】が心配な人へ、おススメ健診コース
PET/CTエクセレントコース
205,000円(税込)
がんの早期発見をめざし、心筋梗塞やくも膜下出血による突然死を防ぐコンセプトで組まれたコースです。
全身の癌を検索するPET/CT検査は西台クリニック画像診断センターにて実施。
内容
- ・特定健康診査
- ・PET/CT検査
- ・頭部MRI・MRA
- ・胸部CT
- ・心臓冠動脈MRA
- ・腫瘍マーカー
- ・胸部・腹部エコー
- ・胃内視鏡検査
- ・ピロリ菌検査
スタンダード人間ドック(胃カメラ)・腫瘍マーカー検査付き
45,360円(税込)
所要時間約2時間、身体・血圧測定等の健康診断に加えて、胃カメラによる胃の検査・腹部超音波検査(腹部エコー)で、胃や十二指腸などのがん・潰瘍・ポリープの有無や肝臓、胆のうや腎臓の腫瘍や結石等の有無を調べます。
内容
- ・特定健康診査
- ・胃内視鏡検査
- ・腹部エコー
- ・腫瘍マーカー
プレミアム人間ドック◇三大疾患◇胃カメラ
135,000円(税込)
人間ドックの検査項目に加えて、頭部MRI・MRA検査、肺がん検査(胸部CT検査)、心臓冠動脈MRA検査、アミノインデックス検査、腫瘍マーカー4項目をセットにした全身コース(胃カメラ)です。
内容
- ・特定健康診査
- ・胃内視鏡検査
- ・頭部MRI・MRA
- ・胸部CT
- ・心臓冠動脈MRA
- ・アミノインデックス
- ・腫瘍マーカー
- ・腹部エコー