心臓(心筋)ドックのご案内【さいたま人間ドック・健診ナビ】／(医)松弘会 三愛病院

予防に大切なのは現状を把握することです

心疾患(心臓病)は癌に次ぎ、近年の死亡者数は第２位の非常に危険な病気です。
心疾患の多くは「虚血性心疾患」で、狭心症と心筋梗塞です。「虚血性心疾患」とは心筋に血液を送る冠動脈の中が、いろんな理由で血流が悪くなったり、止まったりして起こる病気です。
心臓という臓器は一生の間、血液を全身に送り出すポンプのようなものですから、心臓が正常に機能しなくなると生命の危機となってしまいます。心臓が機能しなくなるということは、突然死にも繋がってしまいます。先天性の心疾患を除き、その多くの原因は動脈硬化に関係していて、長年の生活習慣によって、高脂血症・高血圧が続くと発症リスクが高まっていきます。
更に、心疾患が原因で脳梗塞を発症してしまう、「心原性脳塞栓症」も近年では発症例が増えています。例を上げると、小渕恵三元総理・元巨人監督の長嶋茂雄さんなども、この心原性脳塞栓症で倒れています。

突然死の予防に心臓(心筋)ドックがお奨め

前述の突然死を予防するためには、【心臓(心筋)ドック】はとても有効な検査といえます。以前は心疾患の早期発見は難しいものでしたが、現在ではCTやMRIなどの画像診断装置の進歩によって、症状が起こる前でも早期発見が可能になりました。血管内の動脈硬化の進み具合や、心臓の隅々までのリスクを確認できます。
一般的な健康診査や人間ドックでは、初期の心疾患を発見する事はできません。特に今までの健診で、高血圧・高脂血症・不整脈などの指摘をされた経験がある方は、この心臓(心筋)ドックで現状を把握しておく必要があります。年齢的に、５０歳を過ぎたら一度受診する事をお勧めします。

心臓(心筋)ドックのオススメコース