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気になる症状をチェック!
胃が痛い男性のイラスト

胃が痛む

胃が痛む病気には、胃炎、胃潰瘍、胃ガン等の病気があります。これらの“胃が痛む”病気に共通するのがピロリ菌の存在です。ピロリ菌に加えて、ストレス・暴飲暴食・飲みすぎ・タバコ喫煙によって、これらの病気は発症しやすくなります。胃が痛い症状に関連して気をつけなくてはならないのが、口臭がある・舌が荒れる・ゲップがでる・吐き気がする・嘔吐する・酸っぱいものがあがる・胃がもたれる・腹が張る・便秘になる・下痢になる・吐血がある・下血がある・便が黒い・しこりがある等の症状です。また、痛みが胃の周辺部位によって起こる場合には、胃以外の臓器に痛みの原因があるかもしれません。これらの症状が続く場合は要注意ですので、すぐに病院で受診するようにして下さい。

“胃の痛み”かたで分かる病気とは

胃が痛む原因は胃の痛み方や、その特徴である程度は病気を推測する事ができます。
ただし、自己判断で“胃の痛み”の原因を決めつけることはとても危険と言えます。
また、胃の周りにはいろんな臓器があるために、胃以外に病巣ができたために痛みを発症する場合もあります。
ここでは、胃の痛みの起きかたを知り、胃痛が起きたときの参考にして頂きたいと思います。

慢性胃炎

胃がなんとなく重い、不快感、胸焼け、吐き気といった不定愁訴が慢性胃炎の症状です。
ピロリ菌は慢性胃炎においても発症の大きな要因となっており、発症者の殆どがピロリ菌の感染者であることが明らかになってきています。
慢性胃炎は治癒率は低く、完全に治る事はまれだと言われています。
そんなピロリ菌は胃内部でしか生存できない特殊な菌で、自然に消滅する事はないので、できるなら除菌をおススメいたします。
アルコールやコーヒー・唐辛子・香辛料の刺激物も胃粘膜に衝撃を与え、暴飲暴食やストレスも胃炎になる付加要因と言えるでしょう。

胃潰瘍

一般的に症状は、みぞおちに重苦しい圧痛を感じ、不快感から食欲不振を伴ないます。
特徴としては、空腹時にきりきりとした鈍い痛みで、食事をとることで痛みが緩和してきます。
胃潰瘍は胃酸やペプシンによって胃粘膜がただれ、胃の内壁がえぐられる病気です。
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は“胃炎”や“胃がん”においても大きな原因の一つでしたが、胃潰瘍の発症原因においても大きな要因となっています。
ピロリ菌の除菌は自己負担になりますが、百害あって一利なしなので、ぜひとも除菌をおススメいたします。
ピロリ菌以外で胃潰瘍の原因として知られているのは非ステロイド性消炎鎮痛薬です。
解熱鎮痛座として知られるこれらの薬剤は、胃酸から胃粘膜を守るうえで重要な役目をしているプロスタグランジンの合成を抑制する作用をもっています。
その薬剤を服薬すると、胃の防御機構が障害され潰瘍を形成するのです。

胃がん

胃がんの初期状態では、痛みなどの特徴的な自覚症状はありません。
進行したときの代表的な症状はみぞおちの鈍痛で、その多くは食後間もなく起こります。
次に多いのは胃の膨満感、胸焼け・げっぷ・食欲不振などの症状があります。
がんが進行すると、お腹が張って食べ物を嘔吐したり、食欲不振・食べ物の好みが変わる・貧血・けん怠感・体重減少などがみられます。
コールタールのような黒色の便が出たり、おなかに「しこり」ができることもあります。
原因としては、前述のピロリ菌に加えて、塩分の取り過ぎ・タバコ喫煙・生活習慣などの刺激によって、胃の粘膜の細胞を傷つき、胃がんが発生すると考えられています。
早期の胃がんの5年生存率は93%ですが、進行した胃がんでは47%に下がってしまいます。
早期発見のため、定期健診を受けましょう。

胃が痛む方の健康診断、おススメコース