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気になる症状をチェック!
体重計に乗っているイラスト なぜか体重が減った!?

体重が減った

体重が減る原因は、①食事量の減少・②エネルギー消費の増大・③栄養分の吸収力不足があります。ここでは“③栄養分の吸収力不足”の原因を探っていきましょう。分かり易い例として、消化器系の臓器に異常をきたしたなら、栄養分を体内に吸収しにくくなります。ほかにも極度のストレスや薬物依存になど、体重が減る原因には病気以外にもいろいろとあります。しかし、ダイエットなどの減量をしていないのに、急激に体重が減ってきた場合には何らかの病気による体重減を疑ってみる必要があります。よく、「病気になったら痩せた」と言われますが、逆に「痩せたら病気を疑え」も言えますね。病気として自覚症状が無くても、糖尿病や甲状腺異常などでは、体重減の原因が分からなくて困る人も多いようです。そのような体重の減り方をした場合には原因を調べる必要があります。

しっかり食べても体重が減ったら、病気を疑え!

いくら食べても太らないと聞けば、ダイエット中の女性たちは羨ましいと思うのでしょう。
しかしながら、きちんと三食とっていて、大きなストレスもなく運動もしていないのに痩せるなら、何か原因となる病気が隠れているかもしれません。
もしかしたら、自然に痩せられてラッキー、では済まされない場合もあります。
ここではそんな、ラッキーではない病気を疑ってみましょう。

糖尿病

血糖値(血液中のグルコース濃度)が病的に高い状態をさす病気。
膵臓でつくられるインスリンは、私たちの体内のグルコースを分解する仕事をしています。
そのインスリンの分泌量が不足して、血糖値が慢性的に高い状態になるのが“糖尿病”という生活習慣病です。
食事から摂取した糖質をエネルギーとして燃焼できなくなり、かわりに脂肪や筋肉中のたんぱく質が分解されてエネルギー源として利用されるため、痩せて体重が減っていきます。
肥満や老化、家族からの遺伝が発症に関係していると考えられています。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるために、全身の代謝が促進され、食欲がありたくさん食べているにも拘わらず痩せてしまいます。
甲状腺の腫れや眼球の突出、手のふるえ、動悸などの症状もあらわれます。
血液中にTSHレセプター抗体(TRAb)ができることが原因で、自己免疫の異常や遺伝が関係していると考えられています。
発症の多くは20~30代の女性ですが、男性の発症もめずらしくありません。

その他の痩せる原因となる病気は

消化器系疾病(慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎)

悪性腫瘍(胃がん・大腸がん)

肺結核

精神疾患(うつ病・拒食症)

慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)

HIV感染症(エイズ)

肝硬変

巨赤芽球性貧血

以上のように痩せてしまう病気の名前を上げてみましたが、どの病気にも進行とともに身体に変調が現れてきます。“どうも疲れやすい”“手足が震える”“血便が出る”“長期間、咳が止まらない”などの症状と共に体重が減ってきたなら、これらの病気のサインかもしれません。

体重が減った方の健康診断、おススメコース