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気になる症状をチェック!
胸焼けを起こしている女性のイラスト

胸やけがする

胸やけとは胃もたれとは異なり、前胸部の中央あたりが熱く焼けるように感じることをいいます。胸やけは胃液の逆流などで食道に炎症が起きたり、刺激されたりすると起こる症状です。とくに就寝直前に食事をした時などに起こりやすくなります。胸やけを起こす病気の多くは胃食道逆流症(逆流性食道炎)という病気で、食べ物を消化する力の強い胃液が食道のなかに逆流し、食道内に長時間とどまるため、食道に傷ができたり炎症を起こしてしまいます。この胃食道逆流症は胃の入り口(噴門)の力が落ちる高齢者に多く、そのため胸やけは高齢者によくみられる症状となっています。胸やけはほとんどが食道に炎症を起こすために感じる症状です。病気とは別に、食べ過ぎ・飲み過ぎ・ストレス・妊娠によって発症することがあります。

“胸やけがする”は食道がんかも!

胸やけは多くは甘いものを食べたり、食べ好ぎた後で、食べたものを消化するために多めに分泌された胃液が食道に逆流してしまうことで起こる場合があります。
この逆流した胃液は食道の粘膜をただれさせたり、傷付ける状態を胃食道逆流症といいます。
ここでは頻繁に起こる胸やけの原因で、注意が必要なものを挙げてみましょう。

胃食道逆流症(逆流性食道炎)

胸やけと言えば、この胃食道逆流症を最初に疑える代表的な病気です。
食道と胃の境には下部食道括約筋があって胃の内容物の逆流を防止しています。
下部食道括約筋は通常閉じていますが、通常、飲食の際やゲップをする時には開きます。
その他、何でもない時でも下部食道括約筋が弛緩することがあります。
下部食道括約筋弛緩といわれる状態では、胃から内容物の逆流を防止する事ができません。
長くこの状態が続くと、胃食道逆流症の症状が起こり易くなります。
原因としては、精神的ストレスや過労などの身体的ストレスが主な原因といわれています。
そうした緊張状態が食道のさまざまな機能に影響を与えることで、下部食道括約筋が正常に働かなくなり、胃の内容物の逆流してくると考えられています。
他の要因としては、食べ過ぎや飲み過ぎも症状の悪化に繋がるので、注意が必要です。

食道がん

食道がんは下咽頭から胃に至る28cmくらいの長さの食道粘膜に発生する癌です。
発症の原因はまだよく分からないのが現状ですが、アルコール摂取とタバコ喫煙が関連している事が分かってきました。
もしビール一杯で顔が真っ赤になるようなら“食道がん”に注意が必要です。
お酒を飲んでから顔が赤くなるフラッシング反応が引き起こされるのは、アルコールから代謝されたアルデヒドによります。
日本人には、このアルコール消化酵素が遺伝的に欠損している割合が高いといえます。
俗にいう、“下戸”と言われるような方は多量のアルコールを摂取することで、食道がんになる確率が何十倍に跳ね上がり、タバコ喫煙はさらに危険度を上げてしまいます。
食道がんの初期では自覚症状が無い場合が多く、胸やけや痛みなどの症状を感じたら内視鏡検査をお勧めします。
近年では初期の食道がんは完治の確率も高いので、早期発見のために定期健診では内視鏡検査を含む人間ドックのコースを受診しましょう。

胸やけがする方の健康診断、おススメコース